そんな悩みを、先日知り合いの奥さんから伺いました。
この方は、ご自身が少し英語ができるので、自分で教えることもできるといえばできるのですが、やはり自分の子供に教えるとなると、どうしたらいいかわからず悩んでいるということでした。
そのことをサム先生に話をすると、「子供に英語を教える時のポイントはいくつかあるよ。」という答えが。
じゃあ、そのポイントを教えてよ!ということで、今回は、子供の英語の教え方のポイントをお伝えしますね。
ただ・・・・サム先生から英文で回答をもらったものを翻訳した形なので、うまく文章が伝えられるか心配です。。。
この記事の目次
まずはフォニックスを理解することから
※画像引用http://item.rakuten.co.jp/miichanmama/008-rule/
子供たちは幼い時にアルファベット漬けになり、これが読み書きができるようになるための最初のハードルではあるのですが、大変なのは半分ほどです。
フォニックスを学習するのは、読む学習のキーであるため、生徒(特に2か国語を話す生徒)がなるべく早い段階でフォニックスの学習を開始することをおすすめします。
この考え方は、もしあなたが子供に読みを教えられるのであれば、あなた自身で教えることができます。
このような本は、本来、両親が初めに子どもたちに読み聞かせますが、注意することがあります。
英語には存在するフォニックスが、他の言語になった場合に、必ずしもうまく合わないものがあります。
特に、日本人の学習者を考慮するとフォニックスの中に難しいものもいくつかあります。
その点は注意が必要です。
意味や発音が全く異なる言葉をまずは親が理解する
お子さんが日々の両親とのやり取りから、多くの語彙、表現、フレーズを得ることは、とても簡単な事だと考えています。
日本のお父さん、お母さんは幸運な事に、それまでの人生で数多くの語彙と文法を学んでおり、それは、子どもたちに英語を話せるよう、また多く学ぶよう自信を持たせることができます。
同時に、宿題や自主学習の手助けをすることもできますしね。
私が多く関心を寄せることは、日本が取得した特定の外来語の使用方法と発音です。
日本人は自然と外来語の正しいと考えがちですが、意味や発音が全く異なることもあります。
以下の例で考えてみましょう。
子どもたちが「I want ice」という例がここにあります。これは文字通りだと、「氷を食べたい」という意味になります。
「アイスクリーム」と「ice cream」の例をとると、日本語ではこの単語に「アイ・ス・ク・リー・ム」と5つの音節がありますが、英語の単語では、「ice-cream」と2つの音節があります。
これらは誤って使用されている外来語の例のほんの一部です。
私は、日本の親たちに、外来語の意味を疑うのであれば、その意味や発音をさらに研究するようにお勧めします。
私はまた、外国語の発音を練習することも親たちに勧めます。
(これらは英語を勉強する上では大した問題ではありませんが、後で混乱を避ける為に、勉強をする前に考慮に入れるべき小さな課題であり、後で混乱を避けたり、自信や流暢さに支障を与えないためです。)
アニメやTV、DVDなどを使って教える
アニメやTVで教えるメリット
これは、子どもたちが面白いと思うような様々な方法で見せてくれるため、退屈したり言語にうんざりすることなく学ぶことができる非常に素晴らしい方法です。
小さい子どもたちの教育に特化したプログラムや、同年代の子ども向けの通常のテレビ番組でさえも、不自由なく使えるレベルの英語に慣れるための素晴らしい方法です。
アニメやTVで教えるデメリット
TVや動画などのメディアが学習教材の主要なソースになることはいとも簡単ではあるのですが、子供はより多くの勉強方法を持つべきであるというのが私の信念である。
テレビを少し見るのはいいことですが、それは学ぶことにおいて受け身になってしまうことが、私はとても心配です。
サム先生のおすすめアニメ&TV
Disney Classics
Sesame Street
発音をわかりやすく説明してくれる動画
発音すること自体も非常に難しいですが、聞き分けることも難しいです。
私は、大人の方には必ず、子どもたちに練習させる前に、これら二つの音の違いを自分たちが理解することを強くお勧めしています。
これは、まず、どのようにこの音が発音されるかを理解することから始め、そして、繰り返し、厳しく練習することでマスターできるようになります。
この動画は、LとR、二つの音の違いをとても良く説明しています。
日本人の学習者が気をつけるべき、その他の難しい発音領域があります。
それが「SiとShiの違い」です。
Thの音はthis(ディス)やthat(ザット)、thin(スィン)とthrow(スロウ)の音のような発音です。
子音の類はthrough(スルー)、crashed(クラッシュド)やghost(ゴースト)やthree(スリー)のような発音です。
子どもが英語の正しい発音をきちんと学ぶために重要なことは、親御さんがオンラインの情報をチェックしたりして正しくわかっていることと、当然、ネイティブスピーカーと会話する機会をできるだけたくさん与えることです。
わかりやすく解説をしてくれる素晴らしい動画をいくつか紹介しますね。
本を使って教えるにはどんな本がいい?
「Spot the Dog(犬のスポット)」 Eric Hill 著
彼らは折り込みや飛び出しで遊ぶのが大好きで、主人公に感情移入しています。
これはとても楽しくて、夢中になれるので、子どもたちはその言語に自然に興味を持ち、そのため、情報をより記憶しやすいです。
「The Hungry Caterpillar(はらぺこあおむし)」Eric Carle 著
親御さんの中には、母国語でこの本をお子さんに読んであげたことのある方もいるかもしれません。
この本から学ぶことのできる大事な点は、フルーツ、動物、日常会話です。
Bob Books Sets
調べたらシンプルで簡潔な言語のポイントが見受けられ、特に子供の読解力を育てるのに役立っているようです。
お子さんが一旦フォニックスを習得したらオススメしたいと思います。
Roald Dahl&Dr Seuss Books ロアルド・ダールとドクター・スースの本
子供の年齢が上がり、読書体験を通じて、十分な自信が得られたら、私は絵が挿入されている、あまり難しくない本を読むことを薦めます。
イギリスの作家 ロアルド・ダールやアメリカの作家ドクター・スースの本は、人々の心を捉えて、子供達の読書スキルを簡単にそして、自信を持って、向上させます。
何回も言いますが、本当に素晴らしい本は、いっぱいありますので、一冊だけを選ぶ事は不可能です。
下記は、各作家のおすすめ本リストです。
Roald Dahl:ロアルド・ダール
Dr Seuss:ドクター・スース
歌を使って教えていくことは?
歌で教えていくことのメリット
小さい子どもたちは皆、特に小さい時には歌って踊ることが好きです。
これは子どもたちにターゲットの言語を覚えてもらう非常に簡単な方法です。
(とても退屈なドリルで英語を学ぶ代わりになります)
最近のPPAPブームを思い出してください!
“I have a pen. I have (an) apple.” は私の教室で、そのキャッチーな魅力とクネクネした手の動きが気に入られ、嫌になる程たくさん繰り返されました(笑)
とは言ってもやはり、英語を楽しく思い出に残るような方法で教えるためにはとても役に立ちました。
曲名を一つだけ挙げるのは不可能ですが、お子さんが耳から覚える教材に向いていると感じたなら、YouTubeを探したり、地元の書店でCDやDVDを買い求めることをお勧めします。
歌で教えていくことのデメリット
私の経験上、子供は極めて早くある歌に夢中になりますが、それと同じくらい早く興味を失います。
特に日本の子供は、8歳か9歳くらいまでは、歌を歌ったり、歌いながらジェスチャーをするのに問題はありませんが、その年齢を超えると、そのようなアクティビティーにまったく興味を示さなくなります。
おそらく恥ずかしくなるのか、そのような(子供っぽい)事から卒業してしまうのかもしれません。
私が言いたいのは、英語圏の歌をお勧めしますよ、ということです。
PPAPはとても流行していますが、あまりにも覚えやすすぎるという欠点もあります。
例えばa,an, theといった冠詞を落としてしまうのはよくある間違いで、両言語には不自然な発音上の特徴があるのと同様に、歌が日本語または英語であることに起因しているものです。
同じような質の歌があまりにも多いので、ある特定の歌をお勧めすることはできません。
最後に
わたしの最後のアドバイスは、親御さんたちにバランスのよい学習体験を提供することです。
それは、本だけでもダメ、ソフトだけでもダメ、テレビだけでもダメで、子どもたちの個人的な好みを考慮しながら、それらすべてを組み合わせたものであるべきだと私は考えます。
私、一応英語は少しはしゃべれるんですけど、子供に教えるのってなんだか難しくって・・・